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オールドレンズと行くドール撮影 第3回 「Asahi Opt. Co. Super-Takumar 50mm F1.4」

3回は標準レンズ中の標準レンズと言っても過言ではないSuper-Takumar 50mm F1.4です。
sssIMG_6984.jpg


M42マウントレンズについて調べたら目に付かないことはないであろうこのレンズ。
有名なのには理由があります。
数が多く、値段も安く、性能が素直で使いやすいレンズなのです。

ssIMG_6984.jpg

Asahi Opt. Co.は旭光学工業を意味します。
旭光学工業は現在のPENTAXの前身となったメーカーです。
今回のレンズはヤフオクで送料込み5000円で手に入れました。

さてこのレンズがなぜ初めに書いたような条件を満たすレンズなのか。
それを説明するにはまず昔の一眼レフカメラの販売方法について語らねばなりません。
今のデジタル一眼レフカメラはキットレンズとしてズームレンズが付いていることが多いですが、昔はセットのレンズと言えば焦点距離50mmのレンズでした。
その頃はズームレンズはまだまだ少なく、発展途上であったことから各社50mmのレンズをセットで販売していました。
焦点距離50mmのレンズは現代では標準レンズと呼ばれていますがこういう経緯でそう呼ばれることとなったのです。
50mmレンズは人間の目の画角に近いと言われており、最初のレンズとしてぴったりです。
また広角,望遠の中間に位置し、35mmフィルムの対角線の長さに近いため無理のない設計で性能を出すことが出来ます。
カメラに最初に付くレンズということもあり、各社腕の見せ所とばかりに良いレンズが揃っています。

そしてこの「Asahi Opt. Co. Super-Takumar 50mm F1.4」はASAHI PENTAX SPというカメラの付属レンズでした。
このカメラはめちゃくちゃ売れました。
そんなカメラに付いていたレンズなのでそりゃもうめちゃくちゃ作られた訳です。

そんなこんなで現代になり、数が多いおかげで中古市場価格も安く、性能が素直で使いやすいM42マウントの入門レンズ的存在となりましたとさ。

中古市場の価格は美品で6000円ほどでしょうか、カビやクモリがある所謂ジャンク品はワンコインで買えたりします。
数が多いとそういう品も多くなりますね。
ちなみにこのレンズは分解組み立ても容易で、そういう点でも入門用として最適です。
インターネットで検索すると分解の仕方を説明しているページがいくつも見つかります。
ホコリやカビ、クモリならば簡単に綺麗にできます。
そういうのが好きな人はあえてジャンク品を買って分解清掃を楽しむのもいいでしょう。
その場合ひとつだけ注意する点があります。
それはバルサム切れと呼ばれている不具合です。
これはレンズ同士を接着している接着剤が変質して曇る症状で、これは簡単に直すことは出来ません。
ジャンク品を買う際には避けるようにしましょう。

さてこのレンズはもう語りつくされているのでボロが出る前に解説は切り上げて作例を載せていきます。



ssIMG_6876.jpg
いきなり極端な作例ですがオールドレンズっぽい写真を選んでみました。
凄いフレアです。
フレアとはレンズの表面で反射した光が写りこむ現象で、設計でこれを抑えるにはレンズの枚数を減らし反射面を少なくする方法や、コーティングでレンズの表面反射を減らす方法があります。
また撮る際に光源をフレームに入れないようにしたり、フードを使うことでも発生を抑制することができます。
このレンズのコーティングはコーティング技術初期の物であまり優秀ではありません。
でもだからこそこんな写真が撮れます。


ssssIMG_6876.jpg
上の写真の等倍拡大
開放だとソフトレンズのような効果も得られます。
ハイライト部にはハロも発生しています。
良く言えば雰囲気のある、悪く言えば甘い描写です。
これも現代のレンズでは撮れないでしょう。


ssIMG_6871.jpg
絞るとこんな感じ。
濃い色のフレアは健在ですが、だいぶコントラストと解像度が上がります。


ssIMG_6892.jpg
開放最短距離で撮影


コントラストや解像度等性能で言えば現代のレンズの方が上でも、このレンズでしか撮れない写真はあります。
その逆も然りで、結局は性能の良し悪しでは無く撮りたい写真に合わせてレンズを使い分けることが重要だと思います。(僕はぜんぜん出来ていませんが・・・)

ちなみにこのフレアとソフトさはさすがにちょっと・・・という場合は、このレンズの後に出た「super-multi-coted takumar」または「smc takumar」というシリーズがあります。
これらはこのレンズのシリーズをマルチコーティング化した物で、こちらの方が対逆光性能やコントラストは上です。
値段も同じくらいなのでこちらを選択するのも手です。



以下ドールの作例です。

ssIMG_6912.jpg

ssIMG_6941.jpg

また野鹿の滝。
今回の写真は全て秋頃に撮った写真です。
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No title

こちらでは初めての書き込みになります。最近のレンズにはないピンとボケ、オールドレンズならではの楽しみ方ですね。手を出すとドツボにはまりそうなのでミノルタの古いレンズどまりですけどいつかは使ってみたくもあります。

Re: No title

■せっちゃんさん
返信が遅くなり申し訳ありません。
オールドレンズは個性的な描写を持つものが多く、分かりやすく個性的な写真を簡単に撮る事ができるのでその手軽さも魅力です。
あとはレンズ構成が単純で分かりやすいので、同じ焦点距離と開放値でもレンズ構成が違うと写りがどう違うのかも気になってきたりして数が増えていくことになります。
はい僕はドツボにはまってます。

No title

やばいです、凄い雰囲気が出ます。
目が幸せになることはこういうことですね。
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